【衝撃の逆噴射】王手をかけた鷹が9失点大敗! レイエス2発に沈む!
日本ハム、崖っぷちから連勝で逆襲開始!
ソフトバンク vs 日本ハム CSファイナル Game4 2025年10月18日(日本時間)
パ・リーグCSファイナルステージ Game4。アドバンテージを含め3勝1敗と王手をかけたソフトバンクが、本拠地みずほPayPayドームでまさかの大敗を喫した。日本ハムは打線が爆発し、14安打9得点。ソフトバンク先発の大関を3回途中でマウンドから引きずり降ろし、レイエスが驚異の2本塁打4打点の大暴れ。最終スコア3-9で日本ハムが2連勝を飾り、対戦成績を3勝2敗(アドバンテージ含む)と再び僅差に持ち込んだ。崖っぷちから蘇ったファイターズ打線と、突然の投壊に見舞われたホークス投手陣—この試合は、短期決戦の怖さと、一人の打者の勢いがもたらす「力の流れ」の完全な逆転劇を物語っている。
📊 スコア表:一発攻勢と継投の粘り
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本ハム | 0 | 0 | 4 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 14 | 0 |
| ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 |
- 球場名: みずほPayPayドーム
- 観客数: 40,142人
- 試合時間: 3時間23分
- 勝利投手: 日本ハム 北山 亘基 (1勝0敗0S)
- 敗戦投手: ソフトバンク 大関 友久 (0勝1敗0S)
- 本塁打:
- 日本ハム: レイエス 3号(3回表2ラン), 水谷 1号(4回表ソロ), レイエス 4号(7回表2ラン)
- ソフトバンク: 野村 2号(3回裏ソロ)
⚾ 得点経過
- 1回裏: ソ 4番 中村 晃、二死一塁からライトへタイムリースリーベースで先制! ソ 1-0 日
- 3回表: 日 2番 山縣 秀、一死一塁からセンターへ同点タイムリースリーベース! ソ 1-1 日
- 3回表: 日 3番 レイエス、一死三塁から勝ち越し2ランホームラン! ソ 1-3 日
- 3回表: 日 7番 万波 中正、一死満塁からセンターへ犠牲フライ。 ソ 1-4 日
- 3回裏: ソ 9番 野村 勇、無死からライトへソロホームラン!(点差を2点に) ソ 2-4 日
- 4回表: 日 1番 水谷 瞬、一死からライトポール直撃のソロホームラン! ソ 2-5 日
- 4回表: 日 5番 清宮 幸太郎、二死一二塁からセンターへタイムリーヒット。 ソ 2-6 日
- 5回表: 日 9番 水野 達稀、一死三塁からライトへタイムリーツーベース! ソ 2-7 日
- 5回裏: ソ 3番 柳町 達、二死一塁からセンターへタイムリーツーベース! ソ 3-7 日
- 7回表: 日 3番 レイエス、二死三塁からレフトへ本日2本目の2ランホームラン!(ダメ押し) ソ 3-9 日
🧾 スターティングメンバー(ポジション別対比)
| ソフトバンク | 日本ハム | ||
|---|---|---|---|
| 打順/位置 | 選手名 (打率/調子) | 打順/位置 | 選手名 (打率/調子) |
| 1 左 | 柳田 悠岐 (.250/好調) | 1 右 | 水谷 瞬 (.222/不調) |
| 2 中 | 周東 佑京 (.000/普通) | 2 遊 | 山縣 秀 (.333/絶好調) |
| 3 右 | 柳町 達 (.583/絶好調) | 3 指 | レイエス (.455/絶好調) |
| 4 一 | 中村 晃 (.000/絶不調) | 4 左 | 郡司 裕也 (.182/不調) |
| 5 三 | 栗原 陵矢 (.250/不調) | 5 三 | 清宮 幸太郎 (.250/好調) |
| 6 指 | 正木 智也 (.000/普通) | 6 一 | マルティネス (.667/絶好調) |
| 7 遊 | 今宮 健太 (.250/普通) | 7 中 | 万波 中正 (.273/好調) |
| 8 捕 | 嶺井 博希 (.000/普通) | 8 捕 | 伏見 寅威 (.000/普通) |
| 9 二 | 野村 勇 (.111/普通) | 9 二 | 水野 達稀 (.125/絶不調) |
| SP | 大関 友久 (防御率 - /不調) | SP | 北山 亘基 (防御率 - /絶不調) |
🧠 Baseball Freak的分析──“語れる打撃”と“力の流れ”の逆転
🔬 注目打者の分析
今日の主役は、日本ハムのフランミル・レイエス、彼しかいない。初戦から「手が付けられない状態」(小久保監督談)だった助っ人が、この崖っぷちで完全に覚醒したね。3回表、山縣の三塁打で同点に追いついた直後の、**勝ち越し2ラン**。そして7回表の**ダメ押し2ラン**。どちらも「絶対に止めなければならない局面」で、甘い球を一瞬で仕留める集中力。特に7回の本塁打は、ソフトバンクの継投陣に「もう打たれるわけにはいかない」というプレッシャーがかかった中での一撃だ。4打点3安打、CS通算4本塁打。この短期決戦で、レイエス一人の「語れる打撃」が、試合全体の「力の流れ」を完全に日本ハム側に引き寄せた。レイエスは今、チームの精神的支柱になっている。対するソフトバンクは、柳町や野村勇の活躍はあったものの、中村晃が「絶不調」など、打線の中心にわずかな「心の揺らぎ」が見え隠れした。
📐 打線の構造分析
この試合のポイントは、両軍の「核」の繋がりの違いだ。ソフトバンクは1回裏、4番中村晃の先制タイムリー三塁打という理想的なスタートを切った。しかし、それ以降、点差を詰めなければならない局面で、打線全体が点を取るための「緻密な連鎖」を構築できなかった。中村の三塁打が「孤立した一打」になってしまったんだ。一方、日本ハムは3回表、2番山縣の同点三塁打で勢いを呼び込み、3番レイエスの一発で「流れ」を決定づけた。さらに、4回には水谷のソロ、5番清宮のタイムリーと、下位打線まで点が取れるという「多様性のある打線の機能」を見せた。短期決戦では、主軸の爆発力に加え、清宮や万波といった中堅打者が「仕事」を果たすことで、打線の**「安定した広がり」**が生まれる。この「広がり」の有無が、今日の9点という大差につながった。
📈 継投の構造維持
ソフトバンクの敗因は、まさに「**投壊**」という一言に尽きる。先発の大関は、初回こそ無失点だったが、3回表に長打を浴びて降板。そして、その後に登板した松本晴、伊藤優輔、上茶谷大河と、次々と失点を重ねてしまった。特に松本晴は水谷にソロを浴び、伊藤優輔も追加点を許すなど、日本ハム打線の勢いを止められなかった。この「投手陣の崩壊」は、リーグ優勝チームとしては「戦術の根幹」の揺らぎを露呈したと言わざるを得ない。一方、日本ハム先発の北山は、自軍が逆転した直後の3回裏、ソフトバンク野村にソロを浴びるも、打線の大量援護を背に7回3失点という「試合を成立させる粘りの投球」を見せた。北山自身は「絶不調」と評価されていたにもかかわらず、この**「粘り」**が勝利を引き寄せた最大の要因だ。日本ハムは継投も杉浦、畔柳で完璧に抑え込み、「力の使いどころ」を見誤らなかった。
🔮 今後の展望
ソフトバンクは、王手をかけた状況から連敗し、勢いを完全に日本ハムに渡してしまった。この大敗で、投手陣、特に先発陣に大きな不安を残したことは間違いない。小久保監督はレイエスに脱帽するしかなかったが、明日の先発投手や継投の起用に関して、**「戦術的な再構築」**が急務だろう。この連敗がチームのメンタルに与える影響は計り知れない。短期決戦では、**「流れ」こそが全て**であり、その流れを断ち切るために、明日の試合の入り方が全てを左右する。ソフトバンクは、リーグ優勝チームとしての「底力」と「経験」を、今こそ発揮しなければならない。
日本ハムは、新庄監督が「したっ!」と一言残すなど、チーム全体に勝利への確かな余韻と自信が満ちている(参考記事1, 2)。レイエスの爆発力に加え、山縣、水谷、清宮といった若手や中堅が躍動し、打線に奥行きが生まれた。この勢いは本物だ。明日の第5戦で勝利すれば、ついに日本ハムが逆王手となる。このシリーズは、ソフトバンクの「総合力」と、日本ハムの「爆発力と勢い」のぶつかり合いという、非常に興味深い展開になってきた。明日、ソフトバンクは「流れ」を止められるのか、日本ハムは「勢い」を保てるのか、その答えがパ・リーグの未来を占うことになる。
王手をかけたソフトバンクがまさかの連敗。この「力の流れ」の逆転は、チームの根幹を揺るがすものなのか? それとも、明日の「エース級」の投球が、この悪い余韻を断ち切るのか?
© Baseball Freak / 公式に準拠
📺 試合ハイライト
© 2025 NPB / YouTube公式チャンネルより引用。動画の著作権はNPBおよび配信元に帰属します。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。